様々なウール

近ごろはウールガーゼのストールを染色していますが、一口にウールと言っても素材は様々です

そして素材が違えば、染めた時の色のぼやけ方、発色、縮率が変わってきます

どのように変化が出てくるのか、染めてみないと全くわからないので、サンプル染色をしてから生地選びをしています

ものによっては全体の2割ほど縮んでしまうものもあります

染まりの違いを実験するために、同じ条件で同じ色でそれぞれの素材に染色します

元の素材の色がそれぞれ異なりますが、同じ「赤」で染めてもこれだけ差が出てきます

三角の輪郭のぼやけ方や、色の入り方が細かく見ると違ってくるのがわかります

右のウールの方が輪郭線がぼやぼやして、全体的にもムラになりやすいです

生地の織り方が変われば、これまた色の発色が変わってきます

上は平織りに近い織り方、下はヘリンボーンのような織り柄が目立ちます

濃く染まればいいというものでもないので、きれいに、ムラなく、縮み少なく、染まる生地を厳選します

また新たな生地を探して、新商品を企画中・・・

ウール染色は時間がかかるけれど、きれいに染色できた時の喜びは大きいです♪

 

 

* 木綿 *