早川嘉英さんのお話

今日は、有松の絞り作家である早川嘉英さんのお話会でした

会場は竹田嘉兵衛商店さんのお部屋をお借りしました

中には伝統ある絞りの反物がた〜くさん!

早川さんが得意とする嵐絞りの反物も並びます

 

早川さんは嵐絞りの伝承者であり、染・清流館で拝見した絞りの作品も本当にかっこよかったです

有松駅の遊歩道にあるガラス作品や、ロータリーに佇む絞りのモニュメントも彼の作品なのです

有松の伝統を守り改革していくために今若い世代に伝えたいこと、をテーマに今日はお話をしていただきました!

有松の絞りに関わる15名ほどが集まりました

早川さんは普段蔵工房にいらっしゃるため、ちゃんとお話を聞くのは初めての機会です

絞りを始めた時のこと、衝撃を受けたこと、今すべきこと…様々な経験をもとに早川さんの歴史を語っていただきました

色々な改革を見てきた彼が、最も伝えかったことは、

 

「表現が技法を開発する」

想いを形にしそれを表現するために実験していく過程で、新たな技法が生まれる

ひとりひとりの絞りの世界観を見つけ、つくっていくことが大切

なぜ今まで有松の絞りが続いてきたのか?

それは、その時代、時代に合わせた新しい絞りを生み出してきたからなのだ

 

ということでした

この言葉はすんなりと私の中に入ってきて、本当にその通りだなと感じました

伝統を守っていく、というけれど、伝統こそ変えていかなければならないものだと思います

藍染のお話、嵐絞りのお話、有松の歴史について、とてもためになるお話が聞けて感動です

初めて海外の方の作品を見たときに使う色に圧倒されたという話もおもしろかったし、

豆知識もたくさんのお話会でした

とても貴重な、すばらしい機会でした!

早川さん、お時間作っていただき本当にどうもありがとうございます!

 

 

* 木綿 *