タラブックス♪

かねてより訪れたかった、クレマチスの丘へ初めて行ってきました♪

マニアックで魅力的な展示が多く、とっても気になっていました

特に今回は、インドの出版社「タラブックス」の展示となれば、これは行くしかありません〜〜

クレマチスの丘には複数の美術館やレストランがあり、その中の「ベルナール・ビュフェ美術館」での開催でした

敷地内の「ヴァンジ彫刻庭園美術館」も行きたかったのですが、ビュフェ美術館がかなりのボリュームでお腹いっぱいになってしまったので、また次回来れたらいいな

世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」を観に行ってきました!

タラブックスは南インドのちいさな出版社で、手すきの紙に、シルクスクリーンによる手刷りの印刷、製本もすべて人の手によって行われています

古くから伝わる伝統工芸を絵本に落とし込んだり、作家の作風を素材から最大限に活かしたり、

絵本作りに対する考え方がとても興味深い出版社です

日本の伝統産業も彼女たちに学ぶところがあると思います

会場内の撮影が可能でしたので、一部撮影をさせていただきました

どの絵本もひとつの作品、工芸品のようで、こだわり抜いた一品が並んでいました

こちらの原画をもとに、シルクスクリーン印刷やオフセット印刷等で絵本を作っています

絵本ごとに作家が異なるので、それぞれの個性が活かせるような紙の素材や印刷方法がとられています

  

こちらはインドの民芸品をデザインソースに、ヒンドゥー文化の物語を描いた絵本

日本でいう絵巻物のようなものもありました!

こちらは布で裏打ちした海図用紙に自家製水彩で着色した「ポトゥ」です

私の一番好きな作品「世界のはじまり」

ゴンド民族に伝わる神話の豊かな世界、そして人々の日々の暮らしに息づく数多くの物語が描かれています

これはぜひ手に取って読んでいただきたい本です

こちらはもう絵本というより・・アート作品です

インドの布に木版捺染が施されている贅沢な一品!

日本では一番目にする機会が多い絵本でしょうか、ガンジス川の村や沼の情景を描いたもので、とてもポップな雰囲気です

この色の組み合わせ、たまりませんね〜〜!!

展示室の最後には、絵本を手にとって観ることができるコーナーも♪

絵本を開くと、手すきの紙と、シルクスクリーン印刷のインクの匂いがふわっと香ってきます

五感に訴えてくる絵本で、インドの伝統工芸を伝える手段としてすばらしい方法だと思います

とても勉強になって、刺激的で、心地よい疲労感を得た展覧会でした

タラブックスの今後の作品も見逃せません〜!

 

 

 

*   木綿 *