廣村正彰さんトークショー
今日は染色作業を終えてから、グラフィックデザイナー廣村正彰さんの展示を見に行ってきました
星が丘テラスにオープンした「トド」にて、ご本人をお迎えしてのトークショーが開催されました♪
「時報ジュングリン 連続する時間のなかにある小さな物語。」
“ジュングリン”とは“順繰り”と“ing”を繋げた造語で、日々の生活の中で繰り返される行為や風景を別の視点から提示し、新たな気づきを生み出すという目的の映像インスタレーションです
ひとつひとつの動作は私たちの日々の中にあふれている、当たり前のように思える動きなのですが、これが変化し繰り返されることにより映像のおもしろさが際立っていました
写真では全く伝わりませんが・・・つい足を止め見入ってしまう、不思議な引き付ける力のある作品です
テンポよく進む、繰り返しが気持ちいい
様々なインスタレーションが流れる中、トークショーが始まりました
間宮晨一千デザインスタジオの間宮さんをゲストに迎え、まり木綿開業当時よりお世話になっているユネスコ・デザイン都市なごやの江坂恵里子さんがモデレーターを務めます
廣村さんは様々なデザインのお仕事を手がけておられ、名古屋城のビジュアルデザインや、
プライムツリー赤坂の壁面や内装デザイン、ナインアワーズ カプセルホテル、平田牧場・・・
数え切れないほど素敵なデザインを生み出し続けています
たくさん興味深いお話を伺うことができましたが、なかでも印象に残っている言葉が、
「人がおもしろいと感じるものは、未完成なものが多い」
「日本はものづくり大国。国内の人が価値を見出していないものも、外国から見ると憧れの的である」
手づくりの物の良さは、きちっと細部までが同じでなく、ひとつひとつが違ってくるというところにあると思いますが、これも言い方を変えれば未完成のうちなのでしょうか
たとえば有松絞りが外国の方に評価してもらえるのはとても嬉しいことですが、それ以上に産地の人、周りの人が誇りを持って身近で使えるデザインが必要なのだと、お話を伺ってより強く感じました
とても穏やかで、かつ遊び心を忘れない子供のような、とても素敵な方でした
新たな視点からデザインについて伺えて、勉強に、肥やしになりました
トークショーの後は、トドさんの美味しいお食事をいただきました!
とても素敵な空間で、おもしろいトークと、新たな出会いをいただけて本当にたのしい夜でした
トドでの展示は、9月13日まで開催中です
11〜23時までオープンしていますので、ぜひ足を運んでみてください♪
* 木綿 *