アグニエスカ・ゴルダ展

先日名古屋芸大へ講義に伺った際に、ギャラリーにて開催されていた展示を観てきました

オーストラリアを拠点に活動しているアグニエスカ・ゴルダと、マーチン・ジョンソンによる協働プログラムで、「スローフォース」と名付け展開しています

今回の展覧会では、「ゆっくりとつくっていくプロセス」例えば天然染色、絞り、ニードルフェルト、手彫り、ステンシル、そしてペインティングといった技法を

オーストラリアの自生植物を使った染料や自然素材と組み合わせることで、環境的に持続可能な営みを強調し、地球上に広がる環境問題に対する答えを提起しているそう

このコンセプトや姿勢がとても興味深く、すばらしい作品ばかりでした

ギャラリー小部屋では、テキスタイルコースの学生が草木で染色したサンプルが並びます

こちらは先輩である、泉さんと小久保さんの作品

深みのある色使いが独特です

草木染めならではの色ムラも魅力的に感じます

 

そしてこちらがアグニエスカ・ゴルダの作品です

なんっって素敵なんでしょう・・

自生植物の色でこんな色彩表現ができるんですね

旦那さんのマーチン・ジョンソンは彫刻家で、有機的で不思議なオブジェを展示しています

まるで森の精のよう〜

こちらの作品には絞りの技法が使われていました

絞り模様が、降り注ぐ光のようにも見えます

この作品がいちばん好き!!

大胆かつ緻密な染色表現がとても新鮮でした

とてもいいものを観ることができてよかったです

 

 

 

*   木綿 *