美濃和紙研修♪

今日は一日かけて、美濃和紙について学びに出かけてきました!

美濃和紙と一口に言っても、様々な原料、製法、用途があり、驚くほど多様な工芸品でした

美濃の和紙の特徴としては、①薄く②繊維のキメが細かく③厚さが均一

このような特徴を持つ紙を作る事で有名な産地です

昔から高級紙を漉くというよりは生活に有用な紙を漉こうと努力してきたそうで、機械生産がメインとなった今もその気質は変わっていないそうです

この考えは私たちのものづくりと共通していて、とても興味が湧きました

 

まず訪れたのが、株式会社シイングさん

シイングさんは創業150年の和紙屋さんで、イラストレーターやデザイナーとのコラボを中心に様々な商品企画をされています

商品のほんの一部を見せていただきました!

一筆箋やポチ袋、ユニークな紙風船やこだわりのノート、、、文具好きにはたまらない品々が並びます!

こちらのご祝儀袋、ひらがな5文字が隠れているのですが、見えますでしょうか・・・?

じ〜っくり見ると、「おめでとう」の文字が浮かび上がってきます!

他にも「すきです」のレターセットや、「ありがとう」のポチ袋、本当にどれもかわいかったです

私たちが染色した美濃和紙サンプルを見ていただきながら、どんな企画ができるかご意見をいただきました

シイングさんの歴史についてお話を伺った後は、社長さんオススメの食堂へ♪

「ニュー 柳家食堂」

みんなで「とんちゃん定食」を注文!

アツアツの鉄板で焼かれるお肉とお野菜〜〜〜!!

(ビールが飲みたい、という気持ちを抑えながら)大変美味しくいただきました^^

シイングさん、どうもありがとうございました!

お腹を満たした後は、山を越え丸重製紙さんへ

民家が立ち並ぶ中、大きな工場がお目見え

事務所にお邪魔すると、透かし模様がとっても素敵な障子や、個性的な和紙サンプルがずらりと並んでいます

名古屋の雑貨屋さんでもよく見かける商品がたくさん!

こちらで作られていた商品だとは〜〜

遊び心のある和紙の商品が多く、社長さん曰く「おふざけ」でつくったものもあるそうですが、楽しんで和紙づくりをしている姿勢が伝わってきます

こちらの会社はご兄弟で経営されていて、「和紙ブラザーズ」というユニット名でも活動されています

お忙しい中、お二人が工場内を案内してくださいました!

工場内では、和紙を作る大きな機械が稼働しておりとても賑やかです

和紙を漉いていく機械は初めて拝見しましたが、原料が和紙として出来上がってくる過程を見せていただけてとても勉強になりました

防虫剤の「ネオパラエース」も丸重製紙さんの和紙を使っています!

こちらのピンクの花模様はプリント加工ではなく、紙を漉いて模様を作り出しているんだそうです

どういうことかというと・・・

柄部分が凹凸になったロール、こちらを製紙する機械にセットし、

まず凹凸部分にピンク色の和紙原料が入り込み、それを白無地の和紙と合わせて作っているそうです!

印刷していると思っていたので、目からウロコでした

他にも様々な和紙原料のお話をしていただいたり

こちらは「ビーター」という和紙原料を砕いたり染めたりする機械

原料の繊維が均一に漉かれていくところを見学したり

こちらは出荷前に均等に和紙をカットしているところ

数々の工程を経て和紙として出来上がってくる過程を見せていただきました!

本当に勉強になりましたし、かなりの情報量で頭がパンク寸前に!

とっても楽しかった時間の最後は、和紙ブラザーズのお二人が「おふざけ」で作ったパネルを出してきてくださって・・・

みんなで記念撮影♪

私たちは、染色に使えそうな美濃和紙を購入しました

うまく染まるといいな

丸重製紙さん、どうもありがとうございました

 

旅の終わりは、美濃うだつの町並みへ向かい、歴史ある建物群を見学

そしてまり木綿とコラボもさせていただいている「松久永助紙店」さんへ

こちらでは紙布を使った商品や、紙糸で編んだ靴下など、松久さんならではの商品を扱っています

肌触りや使い心地が独特で、和紙のタオルも鮮やかでとても美しいです!

ゆっくりはできませんでしたが、伺うことができてよかったです

 

魅力的な方々に会って、多くのことを得た一日となりました

とーっても楽しかったです♪

今日学んだことをこれからの商品企画に活かしてまいりますので、乞うご期待ください^^

 

 

 

*   木綿 *